2020年2月よりあんしんプレミア検査がスタート!(住宅あんしんニュースNo.234より)

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2020年2月よりあんしんプレミア検査がスタート!(住宅あんしんニュースNo.234より)

住宅あんしん保証(東京都中央区)では、同社の新築住宅向け瑕疵保険 「あんしん住宅瑕疵保険」のオプション検査として、「あんしんプレミア検査」の発売を開始した。これは、戸建住宅の場合に標準として実施する2 回の現場検査に加えて実施する任意の検査だ。具体的にはどのような内容なのか?また、そのメリットもあわせて、同社に詳しくきいてみた。

住宅の品質管理に〝第三者の目線〟を

住宅あんしん保証は「あんしんプレミア検査」の発売を開始し、2020年2月3日よりその申込み受付を開始した。これは同社が引き受ける新築住宅向け瑕疵保険「あんしん住宅瑕疵保険」で、戸建住宅の場合に標準として実施する現場検査ー基礎配筋検査・上部躯体検査ーにオプションで次の3つを追加するパッケージ検査だ。

  • 構造金物検査
  • 追加防水検査
  • 断熱材・バルコニー防水検査

建築現場が抱えるさまざまな課題

設業界では、人材確保が喫緊の課題だ。 国土交通省の資料によれば、建設業就業者数はかつて年平均で685万人いた。 ところが、2016年には500万人を下回り、30%近くも減少。高齢化も進み、技術の継承も急がれる。 経験豊かな職人が現場を去ったことで、施工品質のばらつきが生じたり、現場監督の不足で一人当たりが担当する現場が増加し、適切な工事監理ができない等、その影響は大きい。 結果として、施工不良を見逃したまま、工事が進み、後に欠陥住宅として多額の修補費用等を要するような事態が懸念されている。

第三者検査を活用して品質確保を目指す

こうした状況から注目されているのが「建築中の第三者検査」だ。 〝第三者の目線〟を取り入れることで、住宅取得者に対し、品質管理に取組む姿勢をPRすることもでき、そのメリットは大きい。 住宅あんしん保証は「安心、安全な住宅の提供を目指す住宅事業者にとって、品質管理は常に最優先事項です。そのサポートとして、あんしんプレミア検査を活用してほしい」としている。

現場検査のタイミングは全4回

対象となる住宅は階層3以下(地階を含む。)の木造の戸建住宅で、下記のとおり。 現場検査は5種類で、上部躯体検査(標準としての現場検査)と同時に構造金物検査を実施する。つまり、タイミングは全4回だ[表参照]。


[表]あんしん住宅瑕疵保険の現場検査 および あんしんプレミア検査の概要
検査名称 検査概要 検査タイミング目安
1.基礎配筋検査 地業、配筋状況等について確認します。
(標準として実施する現場検査です。)
1.コンクリート打設前
2.上部躯体検査 上棟時の構造躯体・構造金物について確認します。
(標準として実施する現場検査です。)
2.躯体工事(金物取付)
完了時
2検査を同時に行います。)
3.構造金物検査 構造金物について、配置・取付等の詳細を確認します。
4.追加防水検査 防水紙および防水テープ等の確認を行います。 3.外装防水下地工事完了時
5.断熱材・バルコニー防水検査 断熱材等について、施工状況を確認します。 4.断熱工事完了時

申込みの手続は瑕疵保険と同時に

対象となる住宅は階層3以下(地階を含む。)の木造の戸建住宅で、下記のとおり。 申込み方法は非常に簡単だ。 保険契約申込み時、同社のホームページに掲載中の最新の保険契約申込書を利用し、『希望する任意検査オプション』の欄に をし、検査希望日を記入するだけだ。なお、現場検査で必要となる構造金物の配置や断熱の仕様がわかる設計図書等の提出が必要となる。 かかる費用やその他の注意点等を記載したチラシは同社のホームページに掲載中だ。同社では「今後、住宅事業者は建築主への省エネ基準への適合の説明の義務化等、省エネ性能への取組みが期待されています。あんしんプレミア検査を導入することで、雨漏り事故の防止や住宅取得者へのPRだけではなく、現場関係者の断熱施工の技術の見直しや向上のきっかけにも繋げてほしい」として、積極的に訴求していく。

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