目指せ、雨漏り事故ゼロへの道‼ー第6回「追加防水検査」の検査内容について教えて!その2ー

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目指せ、雨漏り事故ゼロへの道‼ー第6回「追加防水検査」の検査内容について教えて!その2ー

 住宅あんしん保証は、雨水の浸入による被害(以下「雨漏り事故」)を未然に防ぐため、届出・登録事業者の方に向けて雨漏り事故の傾向や雨漏り事故を防止するための情報提供に取り組んでいます。『もっと!あんしん雨漏り対策ハンドブック』(以下「ハンドブック」)の発行・提供およびハンドブックの要点解説として作成した「目指せ、雨漏り事故ゼロへの道‼」(以下「要点解説」)はその取組みの1つになります。
 詳細な事故事例や部位ごとの雨漏り事故対策については、「ハンドブック」および「要点解説」をご覧いただくとして、このコーナーでは、「雨漏り事故の基本」、「対策の概要」および「住宅(新築・既存)に関するお役立ち情報」を継続的にご案内していきます。

「雨漏りハンドブック」および「要点解説」

1.「追加防水検査」の有用性(2)

「追加防水検査」の有用性について(1)はこちら

 「あんしん住宅瑕疵保険」において、通常の現場検査(階層3以下(地階を含む)の戸建住宅の場合、「基礎配筋検査」と「上部躯体検査」の2回)のオプション検査として、外装防水下地工事完了後、サイディング等を張る前の時期([図1]参照)に、外壁防水紙の施工状況(重ね合わせ幅、しわ・隙間等の不具合がない事等)および開口部周囲(配管等貫通孔含む)における防水紙と防水テープの施工状況を中心に、現場検査員が目視確認する検査(以下「追加防水検査」)を追加することができます。
 連載の第1回で 『戸建住宅に発生した保険事故の約95%が雨漏り事故であること』 および 『部位別の雨漏り事故発生割合の内訳をみると、屋根、外壁(開口部)、バルコニーからまんべんなく雨漏りが発生していること』 をご案内しました。繰り返しになりますが、雨漏り事故を未然に防ぐには、適切なタイミングで第三者の検査を利用することが非常に有効になります。実際、住宅あんしん保証の引受契約より「追加防水検査」を利用している戸建住宅の事故発生率は、利用していない場合と比べると、大きく低減していることが確認されています。

[図1]追加防水検査の検査時期

 また、この8月「公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター」のホームページ/統計・資料等/調査・研究(https://www.chord.or.jp/documents/tokei/#num3)に公開されている「住宅に係る統合的な情報インフラ整備事業」報告書には、「追加防水検査」の有用性に関するデータ([図2])が掲載されており、新築住宅瑕疵保険(5法人全体)にオプションで追加することができる「防水検査」は、年々件数が増える傾向(利用開始時の2倍超)にあり、戸建住宅の場合、「防水検査」の利用割合は2割を超えていることが確認できます。

[図2]戸建共同別の防水検査件数推移(新築)

 更に、住宅あんしん保証では階層3以下(地階を含む)の木造戸建住宅を対象に、主要な工程における施工状況を確認するオプション検査 『あんしんプレミア検査(以下「プレミア検査」)』 も合わせて提案・推奨しております。
 「プレミア検査」は、通常の現場検査にオプションで「構造金物検査」「追加防水検査」「断熱材・バルコニー防水検査」を追加するパッケージ検査[図3]を実施します。
 「プレミア検査」の導入により雨漏り事故対策としてだけではなく、現場関係者への各工程における施工の意識向上や省エネ基準適合義務化を前に断熱材の施工手順の見直しのきっかけにもなります。また、建築知識を持たない顧客に対し、安心、安全な住まいの提供に取組む姿勢や「第三者による検査に合格した」というわかりやすいメッセージを伝えることができ、営業的な活用もできると考えます。

[図3]『あんしんプレミア検査』検査のタイミング(5種類4回の検査時期)

2.「追加防水検査」で確認された注意が必要な施工事例

 前回は「追加防水検査」で確認された【良好な施工事例】を紹介しました。
 今回は【注意が必要な施工事例】(検査指摘となる事例)を紹介します。
(本施工事例は「防水に関する施工品質の向上」および「雨漏り事故の低減」を目的として、建築工事に関わる皆様の参考にしていただきたく取りまとめた資料であり、個々の住宅の施工品質の良し悪しを判断するための指標等として使用しないでください。また、本資料を住宅あんしん保証に無断で二次利用することを禁じます。)

透湿防水シートの端部が未処理

配管等貫孔部防水措置が未処理

透湿防水シートの張る順序が逆

透湿防水シートの端部が圧着不足

透湿防水シートの重ね幅不足

透湿防水シートの切れ未補修

3.データダウンロードのご案内 ~ 「ハンドブック」と「要点解説」 ~

 以上、今回の第6回では、「追加防水検査の検査内容(その2:【注意が必要な施工事例】)」についてご案内しました。雨漏り事故を未然に防ぐには、建築工事に関わる全ての方々が意識を持って、雨水の浸入を防止する部分の施工に関する知識・技術を高めるとともに、適切なタイミングで第三者の検査を利用することが非常に有効です。
 是非、ハンドブックの「事故事例」等を知見として、注意が必要な部分や有効な防水措置等を再確認し、防水に関する施工品質の向上に繋げてください。
 次回(第7回)は、「雨漏りを再発させないためには・・・!」をご案内しますので、乞うご期待ください。
 なお、次のフォームより、貴社の情報をご入力いただき送信していただけましたら、「ハンドブック」と「要点解説」データのダウンロードURLをメールにてお送りします。 (ダウンロードいただけるデータは 過去の連載 と同じです。)

資料ダウンロードフォーム

連載コラム 目指せ、雨漏り事故ゼロへの道‼
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